ANA、東京/羽田〜札幌/千歳線への国際線仕様777投入継続 ビジネスクラスは普通席開放

全日本空輸(ANA)は、東京/羽田〜札幌/千歳線に国際線仕様のボーイング777-300ER型機の投入を継続する。

3月8日〜10日の東京/羽田発ANA79便、3月9日〜11日の札幌/千歳発ANA50便が対象となる。機材は新千歳空港に夜間駐機する。

ファーストクラス8席はプレミアムクラス扱い、フルフラットとなる「スタッガード」タイプのビジネスクラス53席とプレミアムエコノミー24席、エコノミークラス180席の計256席は普通席扱いとなっている。

プレミアムクラスは普通席からアップグレードする場合、搭乗2日前から前日までは14,000円、搭乗当日は15,000円のアップグレード料金で利用できる。約1時間半の飛行時間ではあるものの、フルフラットとなる国際線ファーストクラスに乗れることから、お値打ちといえる。

国土交通省は、2月21日に発生したユナイテッド航空機のエンジントラブルを受け、プラット&ホイットニー製のPW4000エンジンを搭載したボーイング777型機の運航停止を指示しており、ANAの19機、日本航空(JAL)の13機が対象となっている。ANAの国際線機材は、ゼネラル・エレクトロニック(GE)製のGE90エンジンを搭載している。

ANAはこの他に、国内線に国際線仕様のボーイング787-8型機、エアバスA320型機を投入している。