高速道路のSA・PAでも広がる時短営業 長距離ドライバーへ悪影響か

高速道路各社は、グループ会社が運営するサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)にて、飲食店を中心に時短営業を実施している。通常は24時間営業の店舗も多く、物流を支える長距離ドライバーなどへの影響が避けられない見通し。

高速道路各社は、政府の緊急事態宣言による各都府県知事からの営業時短要請や、各自治体独自の緊急事態宣言に伴う営業時短要請に従う形で、SA・PAの営業時間を変更している。

東日本高速道路(NEXCO東日本)では、政府の緊急事態宣言が発出された神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県に加え、独自の緊急事態宣言を発出した茨城県の対象地域の施設などで、飲食店の営業を午後7時や午後8時までとするなど、変更を行っている。

時短要請がなされていない施設でも営業時間の変更を行っており、詳細はNEXCO東日本の「ドラぷら」で確認できる。

中日本高速道路(NEXCO中日本)では、政府の緊急事態宣言が発出された東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県の施設では、飲食店舗の営業時間を午後8時までに短縮する。注文受付は閉店の30分程度前に終了する。

各SA・PAの店舗の営業時間は、同社WEBサイト「サービスエリア・お買物」から確認できる。

西日本高速道路(NEXCO西日本)では、政府の緊急事態宣言が発出された大阪府、京都府、兵庫県、福岡県の施設の「飲食コーナー」ではラストオーダーを午後7時30分、営業時間を午後8時までとしている。その他のSA・PAでも、一部店舗で営業時間の短縮やメニュー制限を行っている。

営業時間の変更や休止の情報は、NEXCO西日本の「SA・PA情報サイト」から確認できる。

その他、首都高速道路はパーキングエリアの営業時間を変更している。