来年度予算案、羽田空港アクセス鉄道の基盤施設整備などに331億円計上

羽田空港

財務省は、令和3年度の政府予算案を発表した。

羽田空港のアクセス鉄道の基盤施設整備や、成田国際空港第3滑走路新設のための資金貸付、中部国際空港第1ターミナルの改修による機能強化推進のための財政投融資による資金調達支援に331億円を計上した。そのうち自動車安全特別会計(空港整備勘定)が110億円、財政投融資(政府保証)が221億円となる。

新型コロナウイルスにより影響を受けている産業への対応として、「感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン」の推進に一般財源から148億円、観光財源から300億円、今年度の第3次補正予算から650億円をそれぞれ計上した。

また、航空ネットワークの維持のため、今年度下期の空港使用料のうち着陸料と停留料をそれぞれ45%引き下げる。総額で55億円程度を見込む。

また、来年度の次元措置として、国管理空港の国内線の空港使用料と航空機燃料税を減免する。総額1,200億円となり、5割減を見込む。中長期的には収支が均衡するよう、空港使用料を適正な水準に定めるとしている。

この他に、生産性向上に資する道路ネットワークの整備に3,547億円、国際コンテナ戦略港湾等の機能向上に540億円、整備新幹線の整備に804億円などを計上した。