赤羽国土交通相、ANAHDの公募増資検討は「承知せず」

国土交通省

赤羽一嘉国土交通相は9月29日、大臣会見で、ANAホールディングスが2,000億円規模の公募増資を検討しているとの報道に対し、国交省として承知していないと話した。

これまでに政府は、着陸料や航空機燃料税等の支払い猶予のほか、日本政策投資銀行の危機対応融資などにより、各航空会社の資金繰り対策を支援している。

赤羽大臣は、「当面の資金繰りは可能になる見込み」としたものの、書き入れ時の夏場の需要が伸びなかったことから、経営改善の方策を検討していることを認識しているという。

国土交通省では、Go To トラベル事業での国内観光需要の回復や、関係省庁と連携して段階的に出入国規制を緩和することなどによって、必要な支援や対策を講じるとしている。