JALグループ、6月1日から空港・機内でのマスク着用を原則義務化 中央列の使用中止措置は6月末で終了

JAL(エアバスA350-900型機)

JALグループは、空港や機内でのマスク着用を原則義務化とするなど、新型コロナウイルス拡大防止のための取り組みを実施する。

6月1日より、空港および機内においてはマスクを着用することを乗客に求める。幼児や着用が難しい理由のある乗客は対象外。マスクを着用しない乗客や、体調が優れない乗客の搭乗は拒否することがある。

空港では多くの乗客が手を触れる自動チェックイン機などの機器を、1日3回の定期的な清掃・消毒する。カウンターや搭乗口、機内のトイレ各所には消毒液を設置する。カウンターにはパーテーションを設置し、係員はマスクやフェイスガードを使用する。ラウンジ内では食事をする区画で空間除菌を実施する。

搭乗口では十分に間隔を空けて並ぶことを要請する。機内までの乗客同士の間隔確保のため、改札機の通過人数を調整し、乗客を10~20人ごとに分けて機内に案内する。

機内持ち込み手荷物は既定の範囲内に必ず収めるか、事前に別送するなど、空港での手続きや航空機の乗り降りの際に、乗客が滞らないよう、手荷物の極小化を求めている。

中央列など一部の座席を指定対象外とする、機内でのソーシャルディスタンシング対応は、国内線・国際線いずれも6月30日をもって終了する。

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