ホテルニューオータニ、宴会スタッフが新型コロナウイルス感染

ホテルニューオータニ

ホテルニューオータニは、4月2日に宴会場の従業員から新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。

従業員は、埼玉県川越市在住の50代男性で、配ぜん人紹介所の昭栄スタッフから派遣されていた。3月28日に出勤したところ、夕方に熱感があり、体温は38.5度だった。その後は外出せず、4月1日にも解熱しないことから、川越市内の医療機関を受診。翌2日にPCR検査で陽性反応があった。

海外渡航歴や患者との接触歴はなかった。現在は入院を調整中で状態は安定している。濃厚接触者はいずれも80代の家族2人で、自宅待機中。職場での濃厚接触者は調査している。

発症日以降に利用した公共交通機関は、3月28日の東武東上線霞ケ関駅から副都心線、丸ノ内線で四ツ谷駅間と、麹町駅から有楽町線、東武東上線霞ケ関駅のみ。スポーツクラブ、大型商業施設、バー・ナイトクラブなどの利用はなかった。

ホテルニューオータニは、「現在、保健所による指導の下、本人と接触があった方の特定と症状の有無について、確認を行っております。今後については、引き続き関係当局と連携を取りながら、感染拡大の防止に努め、お客さま、従業員の安全、健康確保に必要十分な対応を行ってまいります。」とコメントしている。

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