【フォトレポート】2,136日間の思い出、永遠に バニラエア最後の日

10月26日をもって運航を終了し、Peach(ピーチ)に経営統合されたバニラエア。石垣島や奄美大島、台湾・高雄など、それまでなかなか気軽に足を運ぶことのできなかった場所を身近なものにしてくれた。2013年12月20日の運航開始から2,136日、約1,130万人に空の旅を提供してきたバニラエアの最後の1日を、成田空港で見届けた。


10月26日朝。バニラエア最後の1日が始まった。国内線はすでにピーチへの移管が完了しており、成田空港に残るのは台北/桃園線のみ。


午前11時。成田空港発のラストフライト、JW103便のチェックインがオープンした。カウンター前に整列したグランドスタッフが利用客に一礼。


カウンター傍のフォトブースでは、利用客が制服を着て記念撮影をしている。


その横では、スタッフが「ぜひメッセージをお願いします」と利用客に声を掛けていた。ペンを受け取った利用客は、旅の思い出やバニラエアへの感謝の言葉を綴る。


出発案内掲示板の「バニラエア」の文字もこれが最後。


午後1時。井上慎一代表取締役社長らが成田からの最後の出発便を見送る。涙をこらえながら手を振る社員も少なくなかった。


午後1時30分。最後の出発を見届けたスタッフは、カウンターに戻って記念撮影をしていた。


そこへ、業務委託先のスタッフが寄せ書きを持って駆けつけるサプライズ。

1 2