熊本空港アクセス鉄道 JR九州が基本計画に合意 豊肥本線から分岐

熊本県はきょう21日、熊本空港へのアクセス改善を目的として整備を検討しているアクセス鉄道の基本的な方向性について、JR九州の合意を得たと発表した。今後、同社との協定締結を視野に、空港アクセス鉄道の実現に向けた取り組みを加速化する。

熊本県の発表によると、アクセス鉄道は熊本県が中心となって設立する第三セクターが整備して所有。運行はJR九州に委託する。開通後JR九州は、既存路線の増益効果の一部を空港アクセス鉄道整備費の3分の1を上限として第三セクターに支出する。なお、JR九州は第三セクターへの出資は行わない。

ルートは豊肥本線三里木駅から分岐。肥後大津・阿蘇方面の豊肥本線利用者の利便性維持のため、アクセス鉄道の豊肥本線への乗り入れは行わない。但し、特段の事由により豊肥本線への乗入れを検討する場合は、負担等の一切を熊本県が負うとしている。