フェリーさんふらわあ、大阪〜別府航路に新造船 三菱重工が国内初のLNG燃料フェリー建造

三菱重工業は、国内初のLNG燃料フェリー2隻を建造する契約を、商船三井と締結した。

2022年末から2023年前半にかけて順次完成し、引き渡しを予定している。引き渡し後には、フェリーさんふらわあが運航する、大阪〜別府航路に就航する。

総トン数は約17,300トン、定員763人で、13メートルトラック約136台と乗用車約100台が積載できる。ドライバーズルームや大浴場、レストランを拡充するほか、開放的なパブリックスペースも設置し、定員1人あたりの面積を大幅に拡大する。

液化天然ガス(LNG)とA重油それぞれを燃料として使用できる高性能デュアルフューエルエンジンを搭載することで、二酸化炭素排出量を従来より2割削減できるほか、硫黄酸化物(SOx)排出量はほぼゼロになる。