米連邦航空局、マレーシアの安全評価格下げ エアアジアはグループ会社で展開検討

アメリカ連邦航空局(FAA)

アメリカ連邦航空局(FAA)は、マレーシアの安全評価を「カテゴリー2」に格下げした。FAAは4月にマレーシア民間航空局(CAAM)の監査を実施していた。

これにより、マレーシアの航空会社は、アメリカへの新規乗り入れや増便、アメリカの航空会社との共同運航(コードシェア)は認められなくなる。CAAMは声明で不備を認めた上で、「航空会社、空港会社、航空交通サービス会社の評価ではない」と強調し、FAAに対して、12ヶ月以内に再評価を行うよう要請した。

マレーシアの航空会社によるアメリカ路線は、エアアジアXのクアラルンプール〜大阪/関西〜ホノルル線のみで、大きな影響は発生しない。エアアジアグループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、11月18日付けのブルームバーグのインタビューで、マレーシア以外の航空会社で路線を展開する可能性があるとして、「トニーおじさんはアメリカに行く方法をたくさん持っています」とコメントしている。