ユナイテッド航空が世界初導入したCRJ-550型機、セルフ軽食カウンターや大型荷物棚設置【フォトレポート(24枚)】

CRJ-550の機首。ユナイテッド航空のスローガン「Connecting people. Uniting the world.(人と人をつなぎ、世界をひとつにする)」が描かれている。

ユナイテッド航空が10月27日より運航を開始した、CRJ-550型機。ユナイテッド航空がローンチカスタマーとして導入したリージョナル機で、全米の地方都市とハブ空港を結ぶ路線に投入する。

CRJ-550型機は、カナダ・ボンバルディア製のリージョナル旅客機。北米の航空会社が保有する、700機以上の老朽化した50席構成の機体の置き換えを見込んでいる。運航はGo Jetが担い、ユナイテッド・エクスプレスのブランドで運航する。現在Go Jetが運航しているCRJ-700型機から置き換えを進める。

ユナイテッドファーストを「1-2」配列で10席、ユナイテッド・エコノミープラスを「2-2」配列で20席、ユナイテッド・エコノミーを「2-2」配列で20席の計50席を配置。ユナイテッド航空が大型機で改修を進める新プロダクトと同様の色合いのシートを導入し、アメリカの航空会社が運航する他の50席構成の機体と比べ、全体的に足元を広く設計した。

機内持ち込み手荷物向けキャビネットを、ファースト前方に1ヶ所、後方に3ヶ所の計4ヶ所備えることで、乗客全員が機内にキャリーケースを持ち込むことができるようになっているのが特徴。さらにユナイテッド・ファーストには、セルフサービスの軽食カウンター「リフレッシュメント・センター」も設置した。機内Wi-Fiサービスも提供する。

当初は、シカゴ/オヘア〜アレンタウン・ベントンビル・シダーラピッズ・シンシナティ・コロンバス・デモイン・グランドラピッズ・グリーンズボロ・ハリスバーグ・インディアナポリス・マディソン・オクラホマシティ・リッチモンド・セントルイス・タルサ線の15路線に投入し、その後、シカゴ/オヘア、ニューヨーク/ニューアーク、ワシントン/ダレスを発着する路線にも投入していく。写真は24枚。

機体全景。

「ユナイテッド・ファースト」の全景

「ユナイテッド・ファースト」の左側1人掛け席。

「ユナイテッド・ファースト」は1-2配列で、足元、横幅ともにゆったりしているのが特徴。

「ユナイテッド・ファースト」利用者向けのセルフバー「リフレッシュメント・センター」。

「ユナイテッド・ファースト」利用者向けのセルフバー「リフレッシュメント・センター」。

「ユナイテッド・ファースト」の座席上の荷物棚は大きな荷物の収納ができない。

「ユナイテッド・ファースト」前方の看板。

機体中央の「ユナイテッド・エコノミープラス」の座席。シートポケットは上部にあり、足元がすっきりしている。

機体中央の「ユナイテッド・エコノミープラス」の座席。2-2配列で、エコノミークラスより前方にゆとりがある。

薄型シートであるものの、座り心地がよく、機能的なシート。

「ユナイテッド・エコノミープラス」前方の看板。

「ユナイテッド・エコノミープラス」と「ユナイテッド・エコノミー」の全景。

「ユナイテッド・エコノミー」の荷物棚。

「ユナイテッド・エコノミー」は客室最後方。明るいブルーが印象的。

客室前方左側の荷物収納スペース。「ユナイテッド・ファースト」の乗客用のスペースとなる。

荷物棚を閉めた状態。

前方部分のギャレー。カートは3台収納できる。

ドア付近全景。右側には、Wi-Fiが利用できることを示すステッカーが貼付されている。

CRJ-550のL1ドア。ボーディングブリッジから搭乗できる。

CRJ-550のコックピット

客室後方のラバトリー。

機内マップ。50席を配置している。