香港当局、香港航空に資金確保を指示 運航許可取消も示唆

香港当局は、香港航空に資金確保を指示したことを明らかにした。

香港の航空輸送許可局(Air Transport Licensing Authority、ATLA)と運輸住宅局(The Transport and Housing Bureau、THB)は、12月2日の発表にて、香港航空の航空運送ライセンスに条件を付与したと明らかにした。

このうち、ATLAの発表では、香港航空の財政状態が急速に悪化し、事業の継続性などに関して深刻な影響を与えているとの見解と懸念を示している。

このうえで、ALTAは香港航空に対して、当局の定める資本水準まで引き上げ、維持することを要求した。定められた期日までに財務状況が改善されない場合、ALTAは12月7日までに運航許可の取消や停止を行うことを示唆している。香港航空は、予期しない状況を含め、様々な状況に備える責任があるとして、航空券の条件に沿って乗客にサービスを提供し、必要に応じて適切な手配をする義務があるとしたほか、従業員の利益にも注意を払うべきだとした。