JALのエアバスA350型機、4号機が羽田到着 初の通常塗装

日本航空(JAL)が受領したエアバスA350-900型機の4号機(機体記号:JA04XJ)が、きょう10月27日午前6時頃、羽田空港に到着した。

1号機から3号機はそれぞれ機体後部に異なる塗装を施しており、初号機は6月14日、2号機は8月31日、3号機9月21日に羽田空港に到着している。4号機以降は通常塗装となる。

9月1日から東京/羽田〜福岡線の3往復から投入を開始。きょう10月27日からは東京/羽田〜札幌/千歳線の2往復にも新たに投入したほか、東京/羽田〜福岡線の6往復に投入を拡大した。

エアバスA350-900型機は、全長66.8メートル、全幅64.75メートル、全高17.05メートル。巡航速度は時速916キロで、航続距離は15,000キロ。日本の航空会社による同型機の運航は初めて。標準の座席配置は、ファーストクラスが「2-2-2」配列で12席、クラスJが「2-4-2」配列で94席、普通席が「3−3−3」配列で263席の計369席で、繁忙期などの需要増に対応するため、短期間で座席数を変更できる仕様となっている。全席にタッチパネル式の個人モニター、AC電源、USBポートを備え、機内Wi-Fiによるインターネット接続サービスも提供する。

JALは2013年10月に、A350-900型機18機、A350-1000型機13機の計31機を確定発注、オプションとして25機発注している。JALと統合前の日本エアシステム(JAS)を除くと、JALによるエアバス機の発注は初めてとなる。6年程度かけて、ボーイング777型機を置き換える。

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