台風19号で記録的な大雨 12都県で大雨特別警報発令、甚大な災害発生のおそれ

気象庁は、台風19号接近・上陸に伴い、大雨の特別警報を計12都県で発令し、最大級の警戒を呼びかけている。

10月12日午後7時50分に、新たに茨城県、栃木県、新潟県、福島県、宮城県の一部地域に、大雨の特別警報を発令した。すでに大雨特別警報が発令されている、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県とあわせて、計12都県で大雨特別警報が発令された。また、気象庁は午後7時までに、台風19号が静岡県伊豆半島に上陸した見込みと発表した。

これらの地域では、これまでに経験したことのないような大雨となっている。何らかの災害が既に発生している可能性が高く、5段階の警戒レベルのうち最も高い警戒レベル5に相当する状況としている。

また、既に大雨の特別警報が発令されている神奈川県の箱根町付近では、レーダー解析で午後7時30分までの1時間に約100ミリの雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を出した。また、箱根町では、12日午後7時までの24時間に、897.5ミリの降水を観測した。

気象庁は、該当する地域では、生命を守るため直ちに安全確保をし、最大級の警戒をするよう呼びかけている。