デルタ航空、ラタム航空グループの20%の株式取得へ ワンワールド脱退も

LATAM航空

デルタ航空は、ラタム航空グループの株式のうち20%を取得することに合意した。現地時間9月26日に発表した。

1株あたり16米ドルで公開買付けを行うことで取得するもので、取得金額は19億米ドル(約2,050億円)を見込む。さらに3億5,000万米ドルをラタム航空グループに投資する。デルタ航空はラタム航空グループに取締役を派遣する。チリとアメリカの両国政府の承認が必要となる。

また、デルタ航空はラタム航空グループから、エアバスA350型機4機を取得するほか、2020年から25年にかけてラタム航空グループが受領する、エアバスA350型機10機のコミットメントを引き受けることで、ラタム航空グループの債務削減を図る。

ラタム航空が加盟する航空アライアンスのワンワールドは声明で、「ラタム航空が適切な時期にワンワールドを脱退することを通告した」と明らかにし、「失望するが尊重する」とした。

ラタム航空グループは、中南米の6つの国内市場を含む、25カ国143都市にサービスを展開している。