ワシントンホテル、東証と名証へ上場承認 10月18日を予定

R&Bホテル京都四条河原町

東京証券取引所と名古屋証券取引所は、ワシントンホテルの新規上場を9月11日、承認した。10月18日に東証二部と名証二部に上場する。

ワシントンホテルは、中部財界からの出資により1961年に設立。資本金は9,500万円。「ワシントンホテルプラザ」と「R&Bホテル」、名古屋国際ホテルの3ブランドのホテル42軒やゴルフ場、レストランを展開している。ワシントンホテルを展開する藤田観光の社長が初代社長に就任したことにより、両社はワシントンホテルを展開していたものの、1997年にワシントンホテルが展開するホテルは「ワシントンホテルプラザ」に名称を変更した。

2019年3月期の売上高は約2,141億円、経常利益は約28.3億円、純利益は約17億円、1株あたり純資産は約1,162円。「ワシントンホテルプラザ」の平均客室単価は6,570円、稼働率は72.6%、販売可能客室あたりの客室売上は4,767円。「R&Bホテル」の平均客室単価は6,013円、稼働率は84.7%、販売可能客室あたりの客室売上は5,093円。

3グループのホテルの客室は、オンライン旅行代理店経由で47.6%、自社ウェブサイト経由で24.2%、電話などによる一般販売で20.5%、旅行代理店経由で7.7%を販売している。自社ウェブサイト「宿泊ネット」の会員数は約25万人で、「宿泊ネット」経由でのリピーター比率は61.4%に及ぶ。「宿泊ネット」には同一地域で1店舗のみ、運営手数料とポイント負担金として取り扱い額の8%などの支払いによって加盟できる。

公募で180万株、オーバーアロットメントで27万株の計207万株を、ブック・ビルディング方式で売り出す。仮条件決定日は9月27日、ブック・ビルディング期間は10月1日から7日まで、公開価格決定日は10月8日。

1単元は100株、株主名簿管理人は三井住友信託銀行、監査人は太陽有限責任監査法人、幹事取引参加者は三菱UFJモルガン・スタンレー証券。