JR西日本、七尾線に521系を投入 413・415系と順次置き換え 車載型IC改札も導入

JR西日本521系

JR西日本は、七尾線で運用している413系と415系車両を、来年秋から521系車両に順次置き換える。

521系は、車両異常挙動検知装置や先頭車間転落防止ホロの設置、戸挟み検知装置、EB-N装置(運転士異常時列車停止装置)、とっさの際に掴まりやすい形状でオレンジ色調の吊り手、手すりを採用し、安全性に配慮した設計とした。多機能トイレ・車椅子スペース設置や、車内灯としてのLED照明を採用したほか、自動温度調節機能を備えた空調を設置して車内の快適性を高めたり、車載型IC改札機、車内ドア上部の情報表示装置による行き先案内を活用した乗り降りの円滑化によって利便性も向上させる。

投入するのは、七尾線津幡~七尾駅間で、車両は2両編成を15本、計30両を予定。北陸線で運用している521系車両のデザインを継承しながら、現在七尾線を運行している413系および415系と同じ茜色をラインカラーとして採用する。

車載型IC改札機

また、全車置き換え完了後、「車載型IC改札機」を使用する。これにより、七尾線津幡~和倉温泉駅間までICOCAエリアを拡大し、石川県全域と七尾線全線がICOCAエリアとなる。

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