国土交通省、羽田空港国際線発着枠の配分決定 イタリアやトルコなど9カ国に配分

国土交通省

国土交通省は、9月2日、2020年夏スケジュールより増加する羽田空港の国際線昼間発着枠の割り当てを決めた。

増加するのは1日50便で、うち24便はアメリカ路線に配分されている。残りの26便は、中国(8便)、ロシアとオーストラリア(各4便)、インド、イタリア、トルコ、フィンランド、スカンジナビア(スウェーデン・ノルウェー・デンマーク)(各2便)の8カ国・地域に割り当てる。

それぞれ日本と相手国の航空会社に発着枠を均等に割り当て、相手国の航空当局がその国の航空会社に発着枠を割り当てる。このうち、アメリカ、中国、ロシア、オーストラリアを除く5カ国の航空会社は、2010年10月の羽田空港の再国際化後に初めて乗り入れることになる。

日本では、全日本空輸(ANA)に、アメリカ(6便)、中国(2便)、ロシア・オーストラリア・イタリア・トルコ・スカンジナビア(各1便)、インド(0.5便)の計13.5便、日本航空(JAL)に、アメリカ(6便)、中国(2便)、ロシア・オーストラリア・フィンランド(各1便)、インド(0.5便)の計11.5便をそれぞれ配分する。インドへは、新たに割り当てる深夜早朝枠を組み合わせて各社1便を運航する。

訪日外国人の受け入れ拡大や国際競争力強化の観点から配分を決めた。中国とは、成田、北京、上海の輸送力制限を大幅に緩和することにも合意した。(内容を追記し、再送します)