ユナイテッド航空、新プレエコ「ユナイテッド・プレミアムプラス」を日本初披露(写真21枚)

ユナイテッド航空は、日本路線に3月31日より投入を開始した、プレミアムエコノミークラス「ユナイテッド・プレミアムプラス」を、5月31日に東京都内で開いた代理店向け説明会「ユナイテッドEXPO」で、日本で初めてお披露目した。

「ユナイテッド・プレミアムプラス」は、新たにロックウェル・コリンズが開発した専用の座席を「2-4-2」配列で24席設置し、優先チェックイン、優先搭乗、専用収納棚、よりビジネスクラスに近い機内食、アメリカの高級百貨店サックス・フィフス・アベニューの毛布や枕のほか、アメリカの高級スキンケアブランド「サンデー・ライリー」のアメニティを提供する。通常は有料で提供している一部のアルコールも無料となり、ラウンジの「ユナイテッド・クラブ」は割引料金で利用できる。日本路線のうち、ボーイング777-300ER型機で運航する、東京/成田〜サンフランシスコ・ニューヨーク/ニューアーク線の2路線でサービスを提供している。

シートピッチ(前後間隔)は最大96センチ、横幅は47センチで、座席間の肘掛けは固定されている。肘掛け下に収納されている折りたたみ式テーブルは、スマートフォンやタブレットスタンドにもなる優れもの。電源やUSBポートはテーブルと反対の肘掛け下にある。調整ができるヘッドレストやフットレストも装備しており、ゆったり過ごすことができる。

モニターは最大13インチで、最前方のみ肘掛け下に収納されており、サイズが少々小さい。タブレットやスマートフォンでは、アプリを通じて無料でエンターテインメントを提供しており、いずれも利用できる。機内Wi-Fiは有料で提供する。

ユナイテッド航空は、ビジネスクラスに「ユナイテッド・ポラリス」を導入するなど、上級クラスへの新製品の投入を強化している。ターゲットとなるのは、出張でビジネスクラスが利用できない人や、レジャー利用で少し贅沢をしたいという人だといい、太平洋路線を除く一部路線で展開している「ベーシック・エコノミー」を含め、エコノミークラスにカテゴライズされる、4種類のプロダクトにより、利用者の予算や要望に沿ったサービスを提供していく。

10日に1機のペースで新客室仕様の機材を投入しており、ボーイング777-200型機など、日本線に投入する他の機材への導入も進めるという。