パナソニックホームズ、宿泊事業に本格参入 年度内に13棟受注目標

パナソニックホームズは、宿泊事業に本格参入する。

2018年6月から東京や大阪の都市部の土地オーナーを対象にテストマーケティングを開始したところ、当初の年度目標となる10棟の受注を約9ヶ月で達成するなど、高い需要を受けて、年度内の本格参入を決めた。

工業化住宅として最高となる9階建てまで建築ができる「Vieuno(ビューノ)」と宿泊事業の運営サポート体制を組み合わせた、「Vieuno Stay(ビューノステイ)」として販売。将来的に賃貸での転用もできるよう、キッチンやバス、リビングを備えた1LDKの部屋を中心とし、家族が揃って利用できる”都市型コンドミニアムスタイル”を提案する。年度内に13棟の受注、54億円の売上を目標とする。

宿泊施設は、パナソニックホームズ不動産がオーナーから一括で借り上げた後、宿泊施設運営事業者にサブリースし、集客する「インバウンド・リンク」システムを用意。リース期間は最大30年間で、需要動向に応じて賃貸住宅への用途変更にも対応できるようにする。

第1号となった受注物件の建築に、4月25日に着工した。12月にも竣工する予定。最上階の客室にはパナソニックの美容・リフレ家電を備えた「Be-Lounge」を設ける。