マリーナベイ・サンズ、大規模拡張でシンガポール政府と合意 ホテルタワーやアリーナ建設

ラスベガス・サンズは、シンガポール政府とマリーナベイ・サンズの統合型リゾート施設の拡大に合意した。

現在のマリーナベイ・サンズに隣接し、15,000席を完備した最先端のアリーナ、全室がスイートの約1,000室の客室、屋上にスカイルーフのプールと有名レストランを備えたホテルタワー、MICE施設を建設する。建物のデザインチームには、原型施設を設計したモシェ・サフディ氏のほか、AedasやGenslerなど有名建築事務所が加わる予定。建設予算は現時点で約33億米ドル。

ラスベガス・サンズのシェルドン・G・アデルソン会長兼CEOは、「マリーナベイ・サンズはシンガポール観光の象徴として、シンガポールのレジャー・ビジネスの観光産業において、期待を上回る成果を生み出している。今回、シンガポール政府から継続的な開発援助をいただくことを大変光栄に思う。我々の施設は、シンガポールと当社に素晴らしい成功をもたらしており、今後より一層成長していくために拡大する予定です」とコメントした。

マリーナベイ・サンズは2010年に開業。これまでに3.3億人以上が訪問し、MICEイベントを700件以上新たに誘致し、2018年には3,680件のイベントを開催している。