ブリティッシュ・エアウェイズ、大阪/関西〜ロンドン線を21年ぶり復活

ブリティッシュ・エアウェイズは、3月31日、大阪/関西〜ロンドン線を週4便で開設した。

初便となるBA19便は、ロンドン/ヒースローを3月31日の午後1時57分に出発。大阪/関西には翌4月1日の午前9時49分に到着。到着時には日英両国の国旗を掲出し、就航を祝った。折返しのBA20便は、大阪/関西を午前11時34分に出発、ロンドン/ヒースローには定刻の同日午後3時50分に到着する見通し。乗客には搭乗証明書とステッカーを配布した。

ブリティッシュ・エアウェイズは過去にも大阪/関西~ロンドン/ヒースロー線を運航していたものの、1998年に運休。2009年に日本航空(JAL)も同路線から撤退し、現在まで関西圏とロンドンとを結ぶ直行便はない状態が続いていた。ブリティッシュ・エアウェイズの運航再開により、同路線は10年ぶりに復活したことになる。

大阪/関西発着の欧州線は、フィンエアーのヘルシンキ線が週10便、エールフランス航空のパリ線とKLMオランダ航空のアムステルダム線、ルフトハンザ・ドイツ航空のミュンヘン線が週7便を運航しており、5社が5都市へ週35便を運航することになる。

今夏スケジュールから、フィンエアーのヘルシンキ線は週3便を増便し、ルフトハンザ・ドイツ航空はフランクフルト線をミュンヘン線に切り替えている。

BA20便の出発に合わせて開催されたセレモニーで、ブリティッシュ・エアウェイズのアジア太平洋・中東地区支配人のモラン・バージャー氏は、「新路線は日本への投資への中核をなしている、関西市場は非常に重要。数カ月後にはラグビーワールドカップ、G20大阪サミット、2025年には万博を控えている。旅行需要の高まりが見込まれ、一翼を担えることを誇りに思う」と挨拶した。

ロンドン/ヒースロー発は月・火・木・土曜で、午後2時20分に出発し、翌午前9時50分に大阪/関西に到着するスケジュール。大阪/関西発は月・水・金・日曜で、午前11時30分に出発し、ロンドン/ヒースローに午後3時50分に到着する。機材は、ビジネスクラス35席、プレミアムエコノミークラス25席、エコノミークラス154席の計214席を配置したボーイング787-8型機を使用する。

また、ブリティッシュ・エアウェイズと欧州線で共同事業を展開している日本航空(JAL)は、共同運航(コードシェア)を実施する。両社の日本とロンドンを結ぶ路線は、週32便となる。

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