静岡デスティネーションキャンペーン、4月1日開幕 記念列車が出発

JRグループ6社と静岡県などによる大型観光企画「静岡デスティネーションキャンペーン(静岡DC)」があす4月1日からスタートする。開催前日のきょう3月31日、オープニングを飾る記念列車「静岡DCオープニング号」が東京駅から静岡駅に向けて出発した。

列車は静岡市の久能山東照宮などを訪れるツアー客らを乗せ、午前7時32分に東京駅を出発。ホームではJR東日本の小池邦彦・東京駅長、JR東海の佐津川和宏・東京駅長らが手を振って見送った。このあと午前10時32分に静岡駅に到着し、同駅で列車の出迎えとキャンペーンのオープニングイベントが実施される予定。

6月30日までのキャンペーン開催期間中、周辺地域から静岡県内各所に向けて、各地域の食や特別企画などが楽しめる観光列車が多数運行される。4月20日には、浜名湖などで開催される「浜名湖花フェスタ」に合わせた「花フェスタ号」が名古屋〜新居町・舞阪間で、5月1日には、新たな元号を特別な場所で迎えるツアー列車の「竹あかりと皇室ゆかりの地巡り」が静岡〜沼津間で運行。また、5月11日に静岡市で開催される「グランシップトレインフェスタ2019」などに向けて、「ホビーのまち静岡トレイン」が横浜〜東静岡間および名古屋〜静岡車両区間で運行される。横浜発列車にはフリーアナウンサーの久野知美さんが、名古屋発列車にはホリプロの南田裕介さんが乗車して車内を盛り上げる。

このほか、5月22日には、伊豆の国市の世界遺産・韮山反射炉で開催される野村万作さんと萬斎さんによる狂言公演に合わせた「野村万作・萬斎 狂言号」が東京〜三島間、三島〜修善寺間で運行。静岡茶や地酒、焼津港のミナミマグロを楽しめる列車なども予定されている。