国交省、北陸新幹線・金沢〜敦賀駅間の工事実施計画変更を認可

北陸新幹線

国土交通省は、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構より2月6日付けで申請のあった、北陸新幹線・金沢〜敦賀駅間の工事実施計画の変更を、3月29日付けで認可した。

変更内容は主に工事費の変更で、従来認可していた約1兆1,858億円から約1兆4,121億円に2,263億円増加する。申請は全国新幹線鉄道整備法第9条第1項の規定に基づくもの。

金沢〜敦賀駅間は、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、南越(仮称)の途中駅5駅と敦賀駅のほか、新北陸トンネルなどの多くのトンネルや橋梁が含まれている。耐震設計基準の変更や、労務単価の上昇が必要金額の上昇要因になった一方で、用地取得費の精査や発生土運搬先の見直しなどにより、349億円を圧縮している。