インドネシア国家防災庁、津波原因の火山の警戒レベルを引き上げ 立入禁止区域拡大

外務省海外安全ホームページ

インドネシア国家防災庁(BNPB)は、ジャワ島とスマトラ島間のアナック・クラカタウ山の火山活動を踏まえ、警戒レベルをレベル2(Waspada)からレベル3(Siaga)に引き上げるとともに、立ち入り禁止区域を同火山の半径2キロから半径5キロに拡大した。

現地時間12月22日、アナック・クラカタウ山の一部が崩落したことによって津波が発生し、ロイター通信の報道によると、死者は420名を超えているという。火山の噴火は現在も続いている。CNNによれば、航空機の飛行ルートも変更している。

在インドネシア日本国大使館では、アナック・クラカタウ山の火山活動の状況によっては、再度津波が発生する可能性も否定できないとして、現場周辺、とりわけ沿岸部への移動は控えるとともに、最新情報を入手するなど安全確保に努めるよう求めている。