マニラのニノイ・アキノ国際空港、国際基準のセキュリティ対策講じず 米国土安全保障省が警告

アメリカ国土安全保障省

アメリカ国土安全保障省(DHS)は、マニラのニノイ・アキノ国際空港で、国際航空運送協会(ICAO)の国際基準に従った有効なセキュリティ対策を実施していないと判断した。

アメリカ国土安全保障省は、航空会社に対し、乗客に通知するよう求めているものの、運航の停止は求めていない。現在、マニラとアメリカを結ぶ路線は、ホノルル、グアム、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディを結ぶ5路線を、ユナイテッド航空とフィリピン航空が運航している。その他にも、経由便として運航している航空会社もある。

ユナイテッド航空では、旅行者と社員の安全、セキュリティの確保に努めるとした。東京/成田〜マニラ線を運航しているデルタ航空では、多重のセキュリティ対策を講じるとした。