スカイマーク、国土交通省から厳重注意 アルコール検査による遅延で

スカイマーク

スカイマークはきょう21日、運航乗務員から乗務前のアルコール検査で陽性反応があったことから乗員を交代し、遅延させたことを受けて、国土交通省から文書による厳重注意の行政指導を受けた。

これは11月14日午前8時40分発の東京/羽田発札幌/千歳行きのSKY705便に乗務予定だった機長から、アルコール検査で陽性反応があったことから、マウスピースを使用した検査を実施しようとしたところ、計測機器の取り扱いに不慣れであったことから数値測定ができず、機長を交代したことによるもの。検出されたアルコール濃度は、午前9時37分には1リットルあたり0.10ミリグラム、午前10時6分には同0.08ミリグラムだった。スカイマークが定めている乗務不可の基準値は同0.15ミリグラム以上だった。同便は約23分遅れで羽田空港を出発した。

市江正彦代表取締役社長は20%、矢口秀雄専務取締役と増川則行取締役は10%の役員報酬を1ヶ月間自主返上する。運航部門の責任者は社内規程に則り、管理体制の不備に関して懲戒処分とするほか、当該運航乗務員については、厳重注意に処することを決めた。

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