ボジョレー・ヌーヴォー、ロンドン発JAL便で日本に初上陸 11月15日解禁

フランスのボジョレー地方で収穫したぶどうで醸造したワイン「ボジョレー・ヌーヴォー」の初荷が、きょう10月27日、日本航空(JAL)42便(ボーイング787-8型機、機体記号:JA842A、乗客155人)でロンドン・ヒースロー空港から羽田空港に到着した。

同便は午前4時50分に羽田空港の113番スポットに到着。前方貨物室のドアが開くと、カバーがかけられたコンテナが姿を現した。1つ目のコンテナには今回輸入したワイン全体の5分の4が積み込まれているという。コンテナは取り下ろした後、国際貨物ターミナルに運ばれ、税関検査が行われた。

今回到着したのはサントリーワインインターナショナルが輸入した、1,500ミリリットル360本、750ミリリットル1,584本、375ミリリットル1,080本の4製品計3,024本。総重量は約3.6トンだった。サントリーワインインターナショナルは合計1,184トンのボジョレー・ヌーヴォーを輸入する予定で、新千歳空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港を合わせた6空港に、欧州から直接空輸する。JALが初荷を輸送するのは5年ぶり。様々な輸送経路の中で一番早かったことから、JALのロンドン便を利用したという。

春先から適度な雨が降ったことや、夏から収穫時期まで晴天に恵まれたことから、理想的なぶどうが収穫できたといい、「フレッシュないちごと完熟したブルーベリーをバスケットに詰めたような魅力的な香りで、丸みを帯びたなめらかな味わい」に仕上がったという。サントリーワインインターナショナルの推計では、今年日本に輸入されるボジョレー・ヌーヴォーは液体量として全体で530万トンで、サントリーワインインターナショナルのシェアは2割弱だという。

解禁日時は11月15日午前0時で、百貨店やスーパー、コンビニエンスストア、インターネットなどで販売するほか、飲食店などで提供する。JALでは毎年、解禁に合わせて国際線の機内やラウンジでボジョレー・ヌーヴォーを提供している。