東横線と田園都市線、アプリで車内やホームの混雑度表示 分散乗車促進 

東京急行電鉄(東急)は、スマートフォン向け「東急線アプリ」を9月28日から順次リニューアルし、ホーム上の混雑度をリアルタイムに表示する機能を導入する。

新機能は、駅構内カメラから取得した画像を解析して活用する「駅視-vision(エキシビジョン)」を用い、対象駅の上下ホームの画像を10秒ごとに画像解析し、混雑度をヒートマップ形式でリアルタイムに表示。そのデータを蓄積し、今後データが蓄積され次第、曜日・時間帯別のホーム上混雑度の統計データをグラフで表示する。開始当初は自由が丘駅の東横線ホームと三軒茶屋駅で試験的に運用を行い、他駅への導入を検討していく。

また、全路線の「列車走行位置」機能において、車両アイコンをタップすると当該列車の種別や行先、停車駅、時刻表に基づく到着時分などが確認できるようにする。加えて、田園都市線の5000系においては、車両ごとのリアルタイムな混雑度や車内温度などの情報を表示する。

このほか、11月・12月頃からは、平日の東横線・目黒線全列車における各車両ごとの混雑度を6段階に分けて表示する機能を導入する。車両の混雑度を見える化することで、乗客の分散乗車を促進する。