関西国際空港、台風24号接近で対策 多言語スタッフ増員など

関西国際空港

関西エアポートは、9月30日から10月1日にかけて関西地方に接近が見込まれている台風24号に対する関西国際空港の対策を公表した。

浸水対策として給油・国際貨物地区への流入を防ぐ大型土嚢の追加設置するとともに、国際貨物代理店上屋や医薬品上屋周りへ土嚢を設置する。地下電気室等入口扉に土嚢、止水板、止水シール等を設置するほか、地下通路入口に止水ラインを形成するとともに、仮設ポンプを追加配置する。搭乗橋は固定や養生、モーター部分を梱包ラップでの梱包などをいずれも29日までに対応する。

備蓄品は500ミリリットルの水約4万本、非常食約37,500食と、前回消費量のほぼ2倍を用意した。さらに充電式のスマートフォンバッテリー150個、蓄電池式充電器1,850個の手配を行っている。

多言語対応スタッフは韓国語・中国語それぞれ8名に増員するとともに、多言語拡声器「メガスピーク」をこれまでの2台から8台に増台した。さらに約60台の入荷も予定している。ウェブサイトとTwitterでは5言語、Facebookでは日本語と英語での情報発信も行う。

この他に、避難場所としてホテル日航関西空港の宴会場を確保したほか、各交通機関との連携、空港内事業者との情報連絡体制準備などを行っている。