関西国際空港、最大で50センチ程度冠水 連絡橋は橋脚損傷も詳細不明

関西エアポートは、9月4日午後5時現在の台風21号による関西3空港への影響について発表した。

関西国際空港はA滑走路と駐機場ほぼ全域が冠水しており、深さは最大で40センチから50センチに達するとした。第1ターミナルの地下従業員用エリアも冠水している。第1ターミナルの旅客が利用するエリアや第2ターミナル、B滑走路には影響は出ていない。2本ある滑走路は正午から閉鎖しており、再開時期は未定。商業施設「エアロプラザ」2階の休憩スペースのガラスが破損し、利用者1名が腕に軽傷を負った。午後1時30分以降、第1ターミナルの一部で停電が発生している。

また、正午より鉄道、自動車ともに通行止めとなっている関西国際空港連絡橋は、午後2時40分頃に海上保安庁からタンカー衝突事案が発生したとの連絡があったという。乗組員11人にけがはない。連絡橋の橋脚への損傷が確認されている。詳細はわかっていない。

伊丹空港は一部施設の破損があったものの、空港機能への大きな影響はない。神戸空港も空港施設や機能への大きな影響はない。