国道8号福井バイパスが9月1日全線開通 災害時の安定交通確保へ

国土交通省は、国道8号福井バイパスが、あわら市笹岡~坂井市丸岡町玄女間で9月1日に開通すると発表した。この開通で、福井バイパスは42.2キロの全線で開通することになる。

福井バイパスは、あわら市笹岡から越前市塚原町を結ぶ全長42.2キロのバイパスとして計画され、すでに36.8キロの区間が4車線(片側2車線)で開通済みだった。今回の開通区間は、2車線(片側1車線)での開通となる。

新規開通区間は2車線としながらも、幅広な路肩や歩道を確保している。国土交通省は、この福井バイパスの整備により、大雪などの災害時における安定した交通の確保や、企業の新規立地による地域活性化、日常的な渋滞緩和やこれによる緊急車両の通行の改善などが期待できるとしている。

並行する国道8号線では、今年2月の大雪時に立ち往生が発生するなど、災害時の交通についての問題が指摘されていた。