アメリカン航空、ベーシックエコノミー運賃の荷物制限を緩和

アメリカン航空

アメリカン航空は、アメリカ国内線と短距離国際線で販売している、ベーシックエコノミー運賃の規約を改定する。

機内持ち込み荷物の制限を、9月5日以降販売もしくは搭乗分から緩和し、身の回りの品のほか、手荷物1個の持ち込みを可能にする。これまでは機内持ち込み手荷物は、米国、カナダ、メキシコ、カリブ海諸島内のフライトでは、座席下に収まる1個のみに限られており、座席下に収まらない手荷物は1個あたり25米ドルを徴収していた。

アメリカン航空では、2017年2月からベーシックエコノミー運賃の販売を開始。座席や機内サービスは通常のエコノミークラスと変わらないものの、上級会員を除いて搭乗順は最後、座席指定はできない。払い戻しや変更、搭乗日当日の変更や空席待ちもできない。マイルは積算されるものの、積算される飛行区間数(EQS)は通常の半分となる。

ベーシックエコノミー運賃の導入後、60%以上の利用者が、従来のエコノミークラスである「メインキャビン」を利用しているという。ロバート・アイソム社長は、「手荷物の制限をなくすことで、ベーシックエコノミー運賃の競争力が増し、より低価格の製品を多くの顧客に提供できるようになる」とコメントしている。

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