東京の老舗旅館が「妖怪の宿」に 7月1日から毎月第1日曜開催

妖店百貨展と鳳明館は、7月1日から毎月第1日曜、鳳明館森川別館を「妖怪の宿鳳明館」としてオープンする。

第1回目となる7月1日のイベントは、鳳凰女将、河童番頭益次郎、化け提灯赤丸、サイノメ、エホンオオカミなどが出没する。館内では「聿之進の御朱印帳」、「傀儡坊の人形の操り方わあくしょっぷ」、「付喪神を探せ」、「玉乃丞の部屋」、「百器衆の部屋」など、妖怪をテーマとした出し物やワークショップなどのイベントを開催する。妖怪売店では特製カクテルやソフトドリンク、スナック菓子、デザートなどを販売する。いずれも妖怪通貨が使用できる。

旅行気分でのんびりできるデイユースは、1室6,000円で利用できる。部屋は3階で、浴衣とタオル、女将か番頭のご挨拶イベント付き。大浴場も利用できる。6月16日から29日まで、部屋の事前販売も行う。

参加者は妖怪としての参加も可能。アニメや漫画・ゲームなどの版権物や既存キャラクターのコスプレ、露出度が高いもの、グロテスクなものへの仮装は不可。妖怪姿のまま、旅館の外に出ることはできない。

入場料は1,000円で、入場券と妖怪通貨3枚が含まれている。人間の通貨は使用できない。時間は午後2時から午後7時まで。出演する妖怪、イベント、カフェは毎月変更となる。今後、修学旅行や訪日外国人等の団体向けのパッケージも展開することを予定している。

鳳明館は東京・本郷に位置する、本館、台町別館、森川別館から成る明治時代から続く、本郷旅館街に残る旅館。本館は2000年に登録有形文化財に指定された。森川別館へのアクセスは、東京メトロ本郷三丁目駅から徒歩約12分、都営地下鉄春日駅から徒歩約8分。

詳細はこちら