鉄道博物館、7月5日リニューアル E5系運転シミュレータなど新設

さいたま市の鉄道博物館の新館が、7月5日午前10時にオープンする。

新館は現在の本館の南側に位置する地上4階建てで、展示面積は約3,500平方メートル。「仕事ステーション」「歴史ステーション」「未来ステーション」の3展示室が新設される。

1階・2階に設置される「仕事ステーション」は、鉄道を支える仕事に挑戦してプロフェッショナルになりきる体験型ステーション。新幹線の運転体験ができる「E5シミュレータ」など仕事体験展示を12台新設する。また、新館1階にはE5系新幹線のグランクラス車両モックアップと、山形新幹線400系新幹線の実物を展示する。

2階に設置される「未来ステーション」は、アバターによる疑似体験ができるなど、未来の鉄道に入り込んでこれからの鉄道の姿をみんなで考える展示室となる。

3階の「歴史ステーション」では、140余年にわたる日本の鉄道の歴史を大きく6つの時代に区分し、時代ごとに鉄道に寄せられた期待とそれに応えた技術者の熱意、技術の進化を紹介。当時の社会や生活の様子を感じ、鉄道が社会と深く関わり、その成長を支えてきたことを実感できる。

4階には、大きな窓から隣接する線路を走り抜ける新幹線を眺めながら食事を楽しめる「ビューレストラン」を新設。屋上には見晴らしの良い展望スペース「トレインテラス」を設置する。

新館のオープンに合わせ、同日から一部の料金体制が改定される。個人での入館料は、一般が現行の1,000円から1,300円に、小中高生が500円から600円に、幼児が200円から300円にそれぞれ値上げとなる。