てるみくらぶ、第2回債権者集会の主な質疑応答

てるみくらぶ

5月28日に開催された、てるみくらぶの第2回債権者集会の主な質疑応答の概要は次の通り。

Q:配当率の見込みは。破産手続の配当に先立って、日本旅行業協会の弁済業務保証金制度による弁済がされているので、おおよその配当率は分かるのではないか。
破産管財人「現時点では、配当に要する費用が確定しておりません。また、日本旅行業協会からの弁済が実施されましたが、旅行債権者の中には日本旅行業協会に対する申請をしていない方も一定数いると思われますし、破産手続では旅行債権者以外の破産債権者もおりますが、現在破産債権届出期間中であり破産債権の総額も不明となる。したがいまして、現時点では配当率をお答えすることはできない。

Q:山田千賀子社長が資産を隠していたということだが、他に隠している資産はないのか。
破産管財人「山田千賀子氏個人の資産に関しては、山田千賀子氏の破産管財人として調査をしており、今後、新たな隠し資産が見つかれば回収に努めます。もっとも、既に捜査機関によって捜査がされていることからすれば、今後新たな資産が見つかる可能性は高くはないと考えている。」

Q:配当に際して、旅行債権者を優先的に扱って、他の債権者よりも多めに配当をすることはできないか。
破産管財人「破産法上、一般破産債権を有する者に対しては、旅行債権者であるか否かを問わず平等に扱うことになっておりますので、旅行債権者に対してのみ多めに配当をするという取り扱いをすることはできない。