エシカルをコンセプトとしたホテル、箱根にオープン フェアトレード製品など導入

bio terrace ORGANiCA HAKONE(ビオテラス オルガニカ箱根)

本荘倉庫は、エシカルをメインコンセプトとしたホテル「bio terrace ORGANiCA HAKONE(ビオテラス オルガニカ箱根)」を5月7日にグランドオープンした。

エシカルとは「道徳的な、倫理にかなった」という意味。「フェアトレード(公平貿易)」、「オーガニック(自然との共生)」、「ナチュラルマテリアル(自然素材)」、「クラフトマンシップ(後世に残したい職人技術)、「リサイクル(再循環)」、「ウェイストレス(ゴミを少なく)」、「ローカルトレード(地域貢献)」、「ソーシャルベネフィット(社会貢献)を意識したライフスタイル」の8点にエシカルアプローチし、意識を高めるきっかけを提供することを目指す。

bio terrace ORGANiCA HAKONE(ビオテラス オルガニカ箱根)

例えば、ホテルで使用するリネンや食材は、生産者との繋がりを大切とした顔がわかるものや地域社会の貢献に繋がるものを選んだ。食事は玄米・穀物・野菜を中心に動物性・乳製品を使わないマクロビオティックのものを中心に選び、夜はフレンチマクロビコース、朝は卵かけご飯(玄米ご飯と生卵)と有機野菜を提供する。「ロクシタン」の創業者オリヴィエ・ボーサンがオーナーである、1830年創業の南仏グルメブランド「メゾンブレモンド」とコラボレーションし、「生産地域の人々と共に誇れる商品を作る」というスピリッツのもと生産されたこだわりのオリーブオイルや多種のフレーバーを持つコンディメントビネガーやトリュフ入り調味料を使用する。飲み物はオーガニックワイン、箱根ビール、焼酎、緑茶、オーガニックジュースを用意しているものの、ジュースやウーロン茶、炭酸飲料は用意しない。

客室には、オーガニック製品にこだわった国産のバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルを用意しているものの、滞在中は同じタオルの利用を促す。使い捨て歯ブラシは提供しない。石鹸はカンボジアの女性たちが生産したハンドメイド品をフェアトレードで購入した。ペットボトル飲料や自動販売機はないものの、レストランには無料のウォーターサーバーを設置する。

カンボジア発祥のハーブサウナ「チュポン」も5月下旬からサービスを開始する。「エシカルアクティビティ」として、ヘアメイクスタイリング、ヨガ、食事法、料理教室などのアクティビティを提供する。天然温泉も24時間利用できる。

客室数は和室3室、洋室4室の計7室。宿泊料金は平均25,000円から35,000円程度となる。アクセスは箱根登山鉄道早雲山駅から徒歩約8分、小田原駅から伊豆箱根バス湖尻・箱根園行きで早雲山上バス停下車。