中部国際空港、新ターミナルビルの新築工事に本格着工 2019年上期供用開始へ

中部国際空港は、新ターミナルビルの新築工事に本格着工した。2019年度上期の供用開始を目指す。5月16日には安全祈願式を執り行った。

空港島の南側の臨時駐車場跡地に位置している。建物は2階建てで、1階は到着、2階は出発に分離する。チェックイン棟とコンコース棟の2棟構成。国内線専用、国際線専用、内際兼用の10スポットを設ける。エプロンルーフから徒歩搭乗ができ、飛行機の自発出発が可能となる。年間旅客取扱数は、国際線300万人、国内線150万人の計450万人を見込む。現在のターミナルから徒歩約4分で、立体駐車場に直結するほか、バス乗降場も設ける。アクセスプラザからのアクセスも容易にする。

中部国際空港の友添雅直代表取締役社長は、「新旅客ターミナルビル新築工事は、中部国際空港のより一層の機能強化を目指すもの。新たなターミナルビルの整備を通して、航空ネットワークの更なる拡充、インバウンドの受入環境の充実、エアライン拠点化の促進、そして、今後ますます多様化するお客様ニーズにも的確に対応していきたい。また、近隣施設とともに新たな賑わいを創出し、地域の成長と発展にこれまで以上に貢献していきたい」と挨拶した。