プリンスホテル、会員制ホテル事業第1弾 軽井沢にヴィラとホテル開業

プリンスホテルは、会員制ホテル事業「プリンス バケーション クラブ」の第1弾として、2019年7月に軽井沢 浅間プリンスホテルの敷地内に「ヴィラタイプ」「ホテルタイプ」の2施設を開業する。

4月23日より西武グループの会員組織である「SEIBU PRINCE CLUB」のプラチナ・ゴールドメンバー限定で会員募集を行い、6月中旬より第一次会員募集を開始する。東急不動産とも連携し、関連会社の東急リゾートにも販売の一部を委託する。さらに、「プリンス バケーション クラブ」会員と、東急不動産が展開する会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」会員との施設の準相互利用も2019年7月から開始し、双方の施設を会員料金で利用できるようにする。

プリンスホテルでは、「プリンス バケーション クラブ」を、軽井沢や伊豆、箱根、湘南、日光、北海道、新潟などのリゾートエリアを中心に施設の新設や既存施設の転用により順次展開する計画。将来的には全国20施設を展開し、別荘の利便性とホテルの快適性を融合した新しい滞在スタイルの提供を目指す。会員権は共有制、預託制のいずれかを施設の特性に合わせて販売する。

軽井沢 浅間プリンスホテルの敷地に新設する「プリンス バケーション クラブ ヴィラ軽井沢浅間」は、15棟のヴィラタイプのホテルで、軽井沢 浅間プリンスホテルや軽井沢 浅間ゴルフコースに隣接する。全棟が80平方メートル以上で、うち2棟は愛犬と一緒に過ごすことができるドッグヴィラとなる。共有会員権として180口を販売する。

「プリンス バケーション クラブ 軽井沢浅間」は、軽井沢 浅間プリンスホテル内の客室を転用した48室の会員制ホテルで、改装することでファミリーや3世代に対応した客室を増室する。預託制の会員権として全48室、576口を販売する。

さらに、敷地内に温泉棟を新設し、モノレールでホテル棟との間を結ぶ。「プリンス バケーション クラブ」会員は無料で、軽井沢 浅間プリンスホテルの宿泊者は有料で利用できる。ホテル棟では、フロントやレストランのバリューアップ投資も実施する。ホテルの客室30室は、従来通り営業を継続する。