中国への入国時の指紋採取や自動化ゲートの利用で注意喚起

在中国日本国大使館は、外国人が中国に入国する際に、入国審査で指紋採取を全国的に開始しているとして留意するよう呼びかけている。

2017年2月に中国公安部が発表し、複数の空港で試験的に導入していたものの、現在は北京や上海などの主要空港を含む全国で導入されている。中国に入国する満14歳から70歳までの外国人が対象となり、空港の制限区域内でトランジットする場合や、6か月以上の長期滞在者の方で「自動化ゲート」の利用登録を行っている場合は対象外となる。

6ヶ月以上の長期滞在者が登録できる自動化ゲート(自助査験通道)では、2月から「出入国記録憑証」という出入国記録票を印刷することができるようになっており、出入国印と同等の効力がある。中国でホテルなどでの臨時宿泊登記を行う際には、基本的に入国印が確認されるため、自動化ゲートの利用者は出入国記録票を印刷の上、なくさないよう求めている。