ANA、東京/羽田〜シドニー・マニラ線で機材変更期間延長 787の対空性改善通報で

全日本空輸(ANA)は、4月20日以降、国際線の一部路線で機材変更を行うと発表した。

対象となる路線と期間は東京/羽田〜シドニー・マニラ線で、東京/羽田〜シドニー線は5月14日(同15日)まで、東京/羽田〜マニラ線は5月14日まで。当初は5月6日(シドニー発は同7日)までを予定していた。

ボーイング787型機のロールス・ロイス社製エンジンに関して、国土交通省航空局より4月17日付で耐空性改善通報が発行されたためで、機材変更に伴い、ビジネスクラスの座席仕様の変更やプレミアムエコノミークラスの設定がなくなる場合があるとしている。

ANAでは、万が一、飛行中にエンジン1基に不具合が生じた場合でも、一定時間以内に代替空港への着陸が可能な航路にて運航するという運航方式の条件を変更するもので、運航の安全性をより確実にするための指示であることから、運航の安全性には問題ないという。

■影響便
NH879 東京/羽田(22:20)〜シドニー(08:45+1)/4月20日〜5月14日
NH880 シドニー(20:55)〜東京/羽田(05:30+1)/4月21日〜5月15日

NH869 東京/羽田(09:45)〜マニラ(13:30)/4月21日〜5月14日
NH870 マニラ(14:40)〜東京/羽田(20:00)/4月21日〜5月14日

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