エアバスA350-900ULR、トゥールーズで初飛行

エアバスA350-900ULR

エアバスは、エアバスA350-900型機の超長距離型、エアバスA350-900ULR(Ultra Long Range)の初飛行を、フランスのトゥールーズで現地時間4月23日に行った。

すでに商業飛行を行っている、エアバスA350-900型機の規格を変更することにより、燃料搭載容量を141,000リットルから165,000リットルにを増加させる。最大離陸重量は280トンとなり、飛行可能距離は最大9,700海里、20時間以上の飛行も可能になるなど飛行空力性能も向上する。7機を発注したシンガポール航空に今年後半にも最初に引き渡しを予定している。

シンガポール航空では、2004年から2013年まで4発機のエアバスA340-500型機で運航を行っていた、所要時間が最大約19時間にも及ぶ、シンガポールとニューヨーク間などのアメリカ西海岸への直行便を運航する計画としている。