エイ・キューブド、自動操縦の垂直離着陸機の初飛行に成功

vahana(バハナ)

A³ by Airbus(エイ・キューブド)が開発を勧めている自動操縦の垂直離着陸機「Vahana(バハナ)」が、現地時間1月31日、アメリカ・オレゴン州のペンドルトンにあるペンドルトンUAS試験場で初飛行に成功した。

実物大の機体が完全自動操縦で高さ約5メートルまで上昇し、53秒間飛行した。翌2月1日にも飛行し、成功した。

プロジェクト・エグゼクティブのザック・ラバリング氏は、「本日、私たちは航空宇宙のイノベーションにおいて偉業を達成した。ナプキンに描いたコンセプトスケッチから2年足らずで、バハナは実物大の自動操縦航空機へと進化し、初飛行を成功させました。私たちのチームはA³とエアバスのファミリー企業、MTSIやペンドルトンUAS試験場などのパートナーから受けたサポートに、心から感謝している。」とコメントした。

エイ・キューブドは2015年5月に設立した、エアバスのプロジェクト組織でアメリカのシリコンバレーに拠点を置いている。スピード、透明性、献身という3つの特質を中心にプロジェクトに取り組み、製品化が可能なデモンストレーション機や説得力のあるサイズのデモンストレーション機の制作を行っている。