成田空港、新型手荷物検査機を運用実験 PC・液体物取り出し不要の機器も

成田国際空港は、CT(Computed Tomography)技術を活用した機内持込手荷物X線検査装置を日本国内で初めて設置し、2月15日から実証実験を行う。

自動的に爆発物を検知する機能を有するCT型検査装置に、自動で手荷物トレイを搬送する機能を持つ新しいレーンを組み合わせることで、検査の厳格化を実現しつつ、旅客の利便性や検査効率性への効果を検証する。一部の検査機器は手荷物内にパソコンや液体物を残したまま検査可能で、旅客の負担軽減に寄与するとしている。

実施場所は第1ターミナル北ウイング4階の国際線保安検査場。保安検査機器および実施期間は、Analogic「ConneCT」が2月15日から3月1日まで、L3「ClearScan」が3月12日から26日まで、IDSS「DETECT1000」が4月9日から23日まで。実施時間は各日正午から午後3時まで。