スペースワールド、「花火イリュージョン」復活のクラウドファンディング達成ならず

福岡県北九州市のテーマパーク「スペースワールド」が閉園日となる12月31日に開催する、かつて行われていたイベントショー「花火イリュージョン」の復活に向けて行っていたクラウドファンディングに、864人から総額924万7500円が集まったことがわかった。

パークの象徴であるスペースシャトルの実物大建造物の前で、1996年から2007年にかけて開催されていた、音楽、投影画像、レーザー、ライティング、花火が織り成すエンターテインメント「花火イリュージョン」を復活させる計画だった。

閉園日の100日前にあたる9月22日に発表し、11月5日まで寄付を募っていた。支援額は3,000円からで、非売品DVDや入場券などの金額に応じた特典をプレゼントするとしていた。最高額となる10億円の支援で、園内に展示しているスペースシャトルの実物大建造物をプレゼントすることも話題となったものの、購入希望者は現れなかった。支援目標は開催額の半分にあたる1,500万円で、達しなかった場合には全額を返金することとなっていることから、全額を支援者に返金する。

スペースワールドでは、「本来なら直ちに実施しないという結論になるところですが、慎重に検討した上で、後日改めて実施の有無をお知らせさせていただきます。」としている。

12月31日には入園、アトラクション、ショー、イベントを楽しめるフリーパス「グランドフィナーレチケット」を販売する。大人8,000円、小人5,000円、3歳以下無料。豪華アーティストによる「カウントダウンライブ」も行う。