外務省、インドネシア・バリ島のアグン山噴火でスポット情報 現地当局は警戒レベル引き上げ

外務省は、インドネシア・バリ島のアグン山の噴火に伴い注意を喚起するスポット情報を11月27日、発出した。

アグン山は11月21日以降、断続的に噴火が発生しており、インドネシア火山地質災害対策局(PVMBG)は11月27日に警戒レベルをレベル3(警戒)から最高レベルであるレベル4(危険)に引き上げた。現地時間10月29日にレベル4からレベル3に引き下げられていた。

また、従来から立入禁止区域に指定されていた山頂から8キロ圏内に加え、北〜北東と南東〜南〜南西部は10キロ圏内への立ち入りも禁止した。デンパサール国際空港は11月27日午前7時から一時的に閉鎖されており、噴煙や降灰の状況によって空港の閉鎖、運用再開が検討される非常に流動的な状況であることから、最新情報の入手に努めるように呼びかけている。

スポット情報は、特定の国や地域で日本人の安全に関わる重要な事案が生じた際や生じる可能性がある場合に速報的に出される。テロや紛争に関する情報のように日本人の生命に深刻な影響を及ぼすものや、感染症など深刻な病気となる恐れのあるものなど、いずれも渡航・滞在時の安全対策やトラブル回避の観点から、知っておく必要があると思われる事案について、個々に情報提供することを目的としている。情報自体は速報的な性質であっても、対象とする事案は一過性のものは少なく、中には危険情報の内容更新や危険情報のレベルの引き上げに繋がるものもあるという。

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