JATA、アバンティリゾートクラブ営業停止でお知らせ 他社パッケージツアー申込者は弁済業務対象外

日本旅行業協会(JATA)は、アバンティリゾートクラブの営業停止を受けて、取引を行った旅行者に対してお知らせを発表している。

JATAによる弁済業務手続きの対象となるのは、アバンティリゾートクラブが企画・実施するツアーと航空券などの手配に限られ、アバンティリゾートクラブが販売していた他社のパッケージツアーを申し込んだ場合は、パッケージツアーを企画・実施する旅行会社が今後の対応を行い、弁済業務の対象とはならない。ANAセールスやびゅうトラベルサービスの取り扱いが多いとみられるという。

アバンティリゾートクラブは、東京都新宿区に本社を置く第1種旅行業者。宮城県仙台市にも営業所を置いている。観光庁長官登録旅行業第1806号で、日本旅行業界(JATA)の正会員。「ARCツアー」ブランドで、国内外のパッケージツアーや団体旅行を扱っていた。東京商工リサーチよると、ハワイ、アメリカ本土、東南アジア向けツアーを得意とし、年間売上高は約18億円だった。負債額は現在調査中としている。弁済業務保証金の限度額は7,000万円。