「コンラッド大阪」、6月9日に開業 164室から大阪を一望

ヒルトンは6月9日、「コンラッド大阪」を中之島フェスティバルタワーに開業した。開業前日となる6月8日には、記者会見と内覧会が行われた。

ヒルトンが運営する大阪のホテルは、「ヒルトン大阪」に次いで2軒目で、日本国内では日本ではヒルトン、コンラッド、ダブルツリーbyヒルトンの3ブランドの14軒のホテルを展開しており、「ダブルツリー・リゾートbyヒルトン沖縄北谷」、「ヒルトン沖縄金武」の2軒も開発している。

「コンラッド大阪」は、中之島フェスティバルタワー・ウエストの33階から40階部分に位置。「Your Address in the Sky -雲を突き抜けて-」がコンセプトで、全室から大阪を一望することができる。

最上階の40階からは、梅田、難波、道頓堀、大阪城、淡路島を見渡すことができる。伊丹空港への航路にあたる大阪市では建物の高さ制限が厳しく、高層の建物が少ないことから、より開放感がある。

33階から37階と39階部分に位置する、全室から大阪を見渡せる164室の客室は、50平方メートル以上でゆったりとした作り。デラックスルーム120室、エグゼクティブルーム36室、エグゼクティブスイートルーム3室、エグゼクティブコーナースイート4室、コンラッドスイート1室の構成。バリアフリールームとコネクティングルームも用意している。全室が禁煙となる。

客室内には49インチのテレビ、タッチパネル式の室温や照明、カーテンなどのコントロールパネル、Bluetoothスピーカー、セーフティーボックス、ミニバー、ティー&コーヒーメーカーを設けている。ミニバーには限定デザインのコカ・コーラや地元のビールを取り揃えた。バスルームはシンク2つのほか、シャワーブースとバスタブを完備している。コンラッドスイートには漆塗りのバスタブを配した。アメニティーはアロマセラピーアソシエイツ。随所に和の要素を取り入れている。

エグゼクティブラウンジは39階に位置。プライベートチェックイン&チェックアウトのほか、朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルを用意する。エグゼクティブとスイートの宿泊者、「ヒルトンオーナーズ」のダイヤモンド会員以上が利用できる。

レストランとバーはいずれも40階に位置。埠頭をイメージした「C:GRILL(シーグリル)」は甲殻類をメインとしたシーフードレストラン、オープンキッチンで調理を目で愉しむことができる「アトモス・ダイニング」、鉄板焼きと寿司が堪能できる「蔵・鉄板焼&寿司」、大阪が一望できる「40 スカイバー&ラウンジ」の4軒を設けた。

39階にはウエディングチャペル、会議室2ヶ所、28階には大宴会場2つ、ウエディングサロン、フィットネス、コンラッド・スパ、屋内プールを設けた。営業時間は、スパは午前10時から午後10時まで、プールとジムは午前6時から午後10時まで。

館内には、日本人アーティストの作品を中心に、389点のアート作品を展示している。40階のロビー・エントランスでは、彫刻家の名和晃平氏が手掛けた、風神雷神像をモチーフとした、高さ5メートルの「Fu / Rai」が出迎える。

アクセスは、地下鉄四つ橋線肥後橋駅と京阪中之島線渡辺橋駅直結。JR大阪駅から車で5分、JR新大阪駅から電車で15分、関西国際空港から電車で50分、大阪国際空港から電車で20分。チェックインは午後3時、チェックアウトは正午。

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