フィンエアー、東京/成田〜ヘルシンキ線にエアバスA350型機投入 週4便を増便

フィンエアー(フィンランド航空)は6月5日、東京/成田〜ヘルシンキ線を夏期限定で週4便を増便するとともに、エアバスA350-900型機をヨーロッパの航空会社として初めて、日本線へ投入した。

フィンエアーのエアバスA350-900型機は、ビジネスクラス46席、エコノミーコンフォート43席、エコノミークラス208席の計297席を配置している。現在は9機を保有しており、2023年までに発注した19機全ての受領を完了する見通し。エアバスA330-300型機のうち機齢が高い機材は退役させるものの、機齢が若い機材は使用を続ける。日本線は全てエアバスA350-900型機に置き換える計画で、東京/成田〜ヘルシンキ線のAY73便とAY74便は10月2週目から、大阪/関西〜ヘルシンキ線は7月11日からエアバスA350-900型機に置き換える計画。一部便は整備のため、エアバスA350-900型機で運航することもある。順次、名古屋/中部・福岡線も機材を変更する。

フィンエアーは現在、東京/成田、名古屋/中部、大阪/関西とヘルシンキを結ぶ路線を通年、福岡とヘルシンキを結ぶ路線を夏期限定で運航している。日本線はヨーロッパの航空会社として最大の週28便となり、日本航空(JAL)との共同運航(コードシェア)便を含めると、週35便体制になる。将来的には、東京/成田〜ヘルシンキ線を、需要が高い夏期にダブルデイリー化も検討する。

増便の初便となるAY71便(機体記号:OH-LWF)は、ヘルシンキを現地時間6月4日午後4時45分に、乗員14名、乗客254名を乗せて出発。6月5日の午前8時4分に成田空港の92番スポットに到着した。隣の94番スポットにはマリメッコ塗装のエアバスA330-300型機(機体記号:OH-LTO)が到着し、2機が並ぶシーンもみられた。折り返し便となるAY72便は午前9時56分に、乗員13名、乗客293名を乗せて成田空港を出発。ヘルシンキには同日午後1時50分に到着する見込み。

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