アジア・アトランティック・エアラインズ、第三者割当増資実施 エイチ・アイ・エス出資比率低下

エイチ・アイ・エス(H.I.S)連結子会社のアジア・アトランティック・エアラインズは、香港で航空機リースなどを行うスカイ・クルーザー・ホールディングス(Sky Cruiser Holding)と、タイで航空会社へのアドバイスやコンサルタント業務を行うアエロランス(Aerolance)を引受先とする第三者割当増資を行う。これにより、エイチ・アイ・エスの特定子会社から外れることになる。

現在、アジア・アトランティック・エアラインズは、バンコク/スワンナプーム〜瀋陽線とプーケット〜瀋陽線の定期便と、バンコク/スワンナプーム〜札幌/千歳線を定期チャーター便として運航している。ASEAN内のオープンスカイ協定交渉が進むことで航空需要の高まりや予想されることや、中国からの旅行者が急速に増加していることからも、路線拡大や機材の追加調達が不可欠であるという。

第三者割当増資実施前の持株比率は、H.I.S Toursが86.97%、エイチ・アイ・エスが1%、その他株主が12.03%。発行する株式は53,000株で、エイチ・アイ・エスグループの持株比率は28.16%に低下する。

アジア・アトランティック・エアラインズは設立以来赤字が続いており、直近の平成28年7月期の当期純損失は2億2,054万1,000タイバーツ(約7.2億円)。

詳細はこちら